この作品が売れなかったら、
僕は自分のセンスの無さに失望して、
書店員を辞めて沖縄でスローライフをエンジョイしかねません。
それほどまでに確信を持ってあなたにオススメします。
本当におもしろい。
Bee−Oneを異動してからコミックを読む量が減りましたが、
この作品を読むために毎週欠かさずモーニングを買ってます。
『バガボンド』も『ブラックジャックによろしく』も『ピアノの森』も、
申し訳ないけど全部後回し!
パラパラとページをめくって、『とりぱん』を一心不乱に探す木曜日。
ページ数が少ないから、簡単に見つからないんだこれがまた。
仕方ないので後ろの目次でページを確認して、
「今週は真ん中かー」とか、「おっ、5番目だー」なんて楽しむ日々。
単行本化を今か今かと待ち続けながら、
「『とりぱん』おもしろいよー。『とりぱん』おもしろいよー」と、
地道に近くの従業員たちを洗脳する毎日。
そのかいあってか、今回の1巻発売に合わせ、
Bee−Oneと海老名は100冊単位で仕入れを敢行!
講談社さま、ご協力ありがとうございます。
『とりぱん』のおもしろさを説明したいのですが、
自分の語彙力の無さを痛感するほどに、
良い宣伝文句が思い浮かびません。むー。
とりのなん子先生がご自身で書かれたPOPには、
「毎日沈む夕日を眺めるような」作品です、と書かれてました。
あー、上手いこと言うなー。
文句が思い浮かばないので、時間稼ぎに内容紹介から。
先生は東北(岩手県、らしい)にすむ30代の女性。
自分の庭で鳥の餌付けを行っていて、その餌が主にパンであることから、
『とりぱん』と名づけたそうな。
中身は四コマ形式のコミックエッセイとでも言えばいいのでしょうか。
自分の身の回りで起こった出来事(主に鳥関係・動物少々・人間たまに)を、
冗談を交えながら面白くかわいく描いています。
で、僕が一番好きなのは、それぞれのお話の一番最後のページ。
毎週4ページしかない『とりぱん』。
四コマの部分は比較的ギャグっぽく進むのですが、
一番最後のページだけとても叙情的、と申しますか、
詩的な終わり方をするのです(毎回ではないですけど)。
それは自然の美しさだったり、厳しさだったり、鳥たちへの愛だったり、何かへの郷愁だったり。
もう、そのページを読むたびに声にならない声が自分の奥底から湧いてくるんですよー。
この気持ちを言葉に出来れば、
POP用の良い文句が書けそうなんですけどね。
うーん・・・。
先生が書いていた通り、
「癒し」とか「スローライフ」といった言葉でこの作品を表現するのは、
ちょっと違うかな、と思います。
あまりにも使い尽くされて磨り減ってしまったこれらの言葉よりも、
もっと単純で、もっとふさわしい言葉があると思います。
僕にはまだ見つけきれないので、
読後に思いついた方はぜひ、海老名店までご一報を。ぜひ。いや、本当に。
コミック側レジにて、『とりぱん』フェアやってます。
上からミヨーンとぶら下がる鳥たちをみて楽しんでください。
Bee−Oneには負けないぞっと。
でも、初日の売上が一番良かったのは有楽町店でした。何故だー!?

posted by 三省堂書店 海老名店 at 01:41|
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